チーム医療とは

チーム医療とは、高度化・複雑化する医療現場で必要不可欠となりつつある医療の提供方法のことを指します。チーム医療がなぜ必要なのかというと、患者へのアプローチ法として、「その人自身をみる」ということに注目したケアを実践するためです。
その人自身というのは、病気の部分だけでなく、心理的な心の部分や社会的側面など全体を含めて表される患者そのもののこと。そのあらゆる方面の情報を含めたケアを実践するにあたって、必要となるのが各医療専門職のスタッフたちです。その多職種同士が集まりチームワークを取りながら行うのがチーム医療になります。
このチーム医療は、病院だけの力では成り立ちません。これからまだまだ進む高齢化社会に対応するためにも、医師や看護師をはじめ、救命救急士、臨床検査技師、放射線技師、薬剤師、管理栄養士などの専門的知識を備えた者のサポートが必要です。また、医療従事者以外の介護福祉業界や地域との連携もチーム医療に欠かせません。